秋の自然保護センター                   ホーム

 9月 上旬 中旬 下旬
10月 上旬 中旬 下旬
11月 上旬 中旬 下旬

9月−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
9月上旬
 9月上旬には秋の気配が感じられるようになります。
 今年は、夏が暑かったために、秋の植物が例年よりも1週間から10日程度早く開花していました。

◎湿生植物園
  ・サギソウ     少なくなりましたが、上旬までは見られます。
  ・ミズトンボ    湿原内で次第に増えてきました。花をよく見るとゾウの顔に見えてきます。

ミズトンボ
湿原の中でサギソウの終わった頃から
目立ち始めます。
花をアップにしてみると、
ゾウの顔に見えてきます。


◎秋の七草      
  ・女郎花(オミナエシ)  園路沿いで、黄色い花を咲かせていますが、次第に色が薄くなってきました。
  ・葛花(クズ)       斜面や木を覆ったクズが紫色の花を咲かせています。
  ・萩花(ミヤギノハギ)  園路に沿って植えられたミヤギノハギやマルバハギが咲いています。
  ・朝貌の花(キキョウ)  日当たりの良い園路沿いで花を咲かせています。
  ・尾花(ススキ)      穂がたくさん出始ています。

◎水生植物園
  ・オニバス         今年はほとんど見られません。
  ・ヒシ            白い花を次々と咲かせ、種子も次第に大きくなっています。
  ・ミズアオイ        木道の周辺で花を咲かせています。

◎観察路沿い
  ・ナンバンギセル     例年よりもたくさんの個体が開花しています。
                 花の広場や湿生植物園ではススキをかき分けると、集団で開花する様子を観察できます。
  ・タヌキマメ        観察路沿いや湿原内などの日当たりの良い場所で花を咲かせます。
                 午後に青紫色の花を開きます。果実には茶色の毛がたくさん生えています。
  ・ノアズキ         黄色の花を咲かせるマメ科の植物です。

ススキ
ナンバンギセル
ススキの根元で花を咲かせます。
栄養分はススキに頼って生きています。
とりつかれたススキは穂が出せません。

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9月中旬
◎湿生植物園        
  ・キセルアザミ       アザミの仲間で湿原に生育する植物です。
  ・サワヒヨドリ        ヒヨドリバナがやや乾燥する草原に咲くのに対して、やや湿り気のある場所で咲きます。

◎土手
  ・ヒガンバナ        例年では9月中旬に咲き始めます。見頃は1週間程度です。
                 今年は9月7日に開花し、例年比べて早くなりました。
 
◎観察路沿い
  ・ノアズキ         黄色い花が目立つマメ科の植物です。ツルになって他の植物にも絡みながら
                 伸び上がっていきます。
  ・ゲンノショウコ      自然保護センター内では白い花が多くみられます。果実が熟し、種子が
                 飛ばされる様子が観察できます。
 
ヒガンバナ(2004.9.15)

 
キセルアザミ
花が下を向いて咲かせる湿原特有の花です。
サワヒヨドリ
花はやや赤紫色を帯びた白色です。
葉は細く切れ込んでいます。


ノアズキ
ゲンノショウコ

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9月下旬
 秋雨前線の影響で、雨の日が続きます。朝晩は涼しくなることがあっても、昼間は蒸し暑い日が続きます。
 
 ◎水生植物園周辺
  ・ミゾソバ      水辺などで群生し、ピンク色の小さな花を10数個つけます。
  ・オオユウガギク  水辺の草地で群生します。花はピンク〜白色まであります。
  ・コブナグサ    水辺の草地ではイネ科の花が目立つようになります。

 水辺で群生するミゾソバ
ミゾソバの花は枝先に10数個の花をつける。


湿り気のある草地で群生するオオユウガギク。
西日本ではふつうに見られます。
コブナグサ
上:花序を放射状に出す。
下:葉をふね型に見立てて、名が付いた。


石垣にからみついて広がったキヅタには花がつく。
花は5角形。星形に見える。
アリが蜜を吸いに来ていた。

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10月−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
10月上旬
 秋晴れのさわやかな晴天となる日が多く、空気も乾燥して、秋らしい雲が出ます。

 ◎上池周辺
  ・ススキ      秋の風景には欠かせないススキの穂があちこちで見られます。
  ・オニバス     池の表面にはオニバスの葉が多数見られます。閉鎖花も一部で観察できます。
  ・ヒシ        次々と果実をみのらせています。

 ◎湿生植物園
  ・サワギキョウ    たくさんの花を咲かせています。
  ・ミミカキグサ    黄色い小さな花が湿原のあちらこちらで観察できます。
  ・イトイヌノヒゲ   ホシクサ科の一年草、星形の花が多数見られます。  

上池周辺のススキとハギ(2003.10.1)

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10月中旬
 寒気がおりてくるようになると、午前中は雲や霧がかかることが多くなりますが、午後からは次第に晴れて暖かくなります。
 秋が深まるに連れて、植物は実をみのらせていきます。

 ◎上池周辺
  ・オニバス    閉鎖花をつけ、口ばし状のものを水面につきだしています。
  ・ヒシ       1つのロゼットに6〜7個の実をつけて、そのうち3〜4個が大きくなっています。

 ◎植栽
  ・シイ       開所時に植栽されたシイが大きくなり、果実をたくさんつけるようになっています。
  ・アラカシ    毎年、たくさんの種子をつけるアラカシは、今年もたくさんの実がなっています。

 ◎観察路周辺
  ・ナツハゼ    今年はたくさんの実をつけています。食べ頃に熟します。

ヒシの果実
(大きく食べ頃になってきた)
オニバス
(葉の集団の内側に口ばし状の閉鎖花を出している) 
 2003.10.15撮影


シイの果実
(殻斗が裂けて中から堅い果実が出てくる。美味)
アラカシの果実
2003.10.15撮影

 
ナツハゼの果実
(観察路の周辺でたわわにみのります。熟すと美味) 
2003.10.15撮影

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10月下旬
 秋晴れのさわやかな一日となることが多くなり、センターは小学校の遠足シーズンを迎えます。
 森ではいち早く色づき落葉したカスミザクラヤに続き、ヤマウルシ、ヌルデやカマツカ、ナツハゼなどが色づきます。
 植栽されたイロハモミジやケヤキも色づきます。
 ナツハゼが食べ頃に熟し、コバノガマズミなどの果実も目立ちます。
 リュウノウギクやイナカギクが盛りで、アキノキリンソウやリンドウも花を咲かせます。

真っ赤に色づいたヌルデ
(2003.10.29撮影)
褐色に色づいたカマツカ
(2003.10.29撮影)


リンドウ
(2003.10.29撮影)
リュウノウギク
(2003.10.29撮影)
 
たんぼでは稲が穂を垂れ、金色に輝くようになる。
(2003.10.29撮影)

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11月−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
11月上旬
次第に寒くなっていきます。冷え込んだ朝には、霧が立ちこめます。
霧に覆われた麓からセンターまで登ってくると、ほんの200m程度登るだけで、
霧の上に出ます。
 センターの紅葉はニシキギ、サクラ、ウルシ、カエデの仲間からはじまります。
今年は、台風の風で痛んだ葉が多い中で、風を受けなかった樹木の紅葉は鮮やかです。

紅葉し始めたヤマボウシ
ヤマザクラ


ニシキギ
ヌルデ
ヤマウルシ

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11月中旬
 天気は周期的に変わり、雨の後、昼間は晴れて暖かくなりますが、夕方曇ってきて急激に寒くなります。
 自然保護センター内では植栽されたヤマボウシやイロハモミジが赤く、エノキが黄色に色づきます。
 動物は冬越しの準備に入っています。
 エゴノキの果実をヤマガラがさかんに口にくわえて、森に入っていっています。
 森林ではアカマツが落葉期を迎え、茶色になった1年葉が落ちはじめています。
 コナラの黄葉はこのあたりではまだ先で、11月の下旬から12月の上旬になります。
 池ではオニバスの種子が水に浮かび、ヒシの浮き袋のついた葉が多数浮かんでいます。

紅葉したヤマボウシ
次第に黄色くなっているエノキ



ヤマガラが盛んに果実を運んでいるエゴノキ



上池周辺の森林
(アカマツとコナラが優占する森林) 
落葉期のアカマツ


上池のオニバス、ヒシ
オニバスの果実
(中央やや上のオレンジ色のつぶ状のもの)

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11月下旬
 昼間はまだ暖かく、紅葉もゆっくりと進んでいます。コナラの紅葉がはじまり、見頃を迎えています。
 コナラが全部色づく12月上旬が、センターの紅葉の見頃を迎えます。
 低木ではタカノツメが黄葉し、コマユミが真っ赤になっています。
 様々な種類の果実もみのます。
 イヌザンショウの黒い果実やナナミノキの赤い果実など、赤や黒など目立つ色の果実があちらこちらで観察できます。
 また、アラカシのドングリも茶色に色づき、目立つようになっています。

コナラ
タカノツメ 
イロハモミジ


アラカシのドングリ
イヌザンショウの黒色の果実
ナナミノキの赤色の果実

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